- 独立基礎ってなんで使うの?
- 値段が高くてびっくり!
- 独立基礎を使うメリット・デメリットが知りたい
- diyはできるかな?
- サイズの考え方が知りたい
フェンス工事とセットで見積りに登場する独立基礎。
聞きなれない言葉なので不安や疑問がたくさん出てきますよね?
決して安い工種ではないので、失敗しないよう予備知識をつけしっかり選択していきましょう!
この記事の結論は、しっかりした業者に出会うことが独立基礎含むフェンスの成功の糸口だということ。
フェンスが倒れる事例も本当にあるので、かんたんに考えると危険な工種ですよ。
現役エクステリアプランナー/1級土木施工管理技士のきつね(@ktn_ktn_3)がお送りします。
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外構・エクステリアの成功のカギは、自分に合った業者(プランナー・職人)に出会うこと。質にかなりバラツキのある建設業界での業者探し・選びは至難の業です。
提携の1社だけではなく、複数社比較して最適な業者を探し当てましょう。
とりあえず依頼できる業者がいるか確認
独立基礎とはフェンス用の既製品の基礎ブロック
独立基礎とは、フェンスを建てるための既製品の基礎ブロックです。
独立基礎を使う理由は、施工が早く他の工法と比較して費用が安いためです。
擁壁記事でも解説しましたが、既製品最大のメリットです。
フェンスを建てる基礎のパターンは主に下記の2パターンです。
- 独立基礎
- ブロック基礎
2つの工法を比較してみましょう!
基礎の種類 | 独立基礎 | ブロック基礎 |
フェンス設置までの工程 | 掘削→基礎設置→フェンス設置 | 掘削→基礎コンクリート→ブロック積み→フェンス設置 |
施工の早さ | 早い | 遅い |
費用 | 安い | 高い |
残土の量 | 少ない | 多い |
設置できるフェンスの高さ | 1.2m以上可 | 1.2m以下 |
diy | できる | できない |
比較すると独立基礎のよさが際立ちますね。
独立基礎のメリット・デメリット
施工性バツグンの独立基礎ですが、当然メリット・デメリットがあります。
選択する上でデメリットを知ることは大切です。
しっかりおさえておきましょう!
メリット
- 施工が早い
- 安く施工できる
- サイズが小さければDIYできる
デメリット
- サイズが大きくなると扱いづらい
- サイズの選定が業者によってまちまち
- 高低差が解消できない
金額が高いと思っても、他の工法より安く済むのが最大のメリット。
工期が短いのもうれしいですね!
フェンスは敷地境界に建てることが多いため、近所にも迷惑かけずに、影響少なく施工できます。
独立基礎のサイズを決定するのはフェンスの種類
実は独立基礎には細かいサイズ設定があります。
1メーカーのカタログを確認しただけで軽く50サイズ以上ありました。
しかし、その中でよく使うサイズは3~5種類程度です。
- 180×180×450
- メッシュフェンス、ネットフェンス
- 300×300×600
- 1.8m以下のフェンス、風通しのいいフェンス
- 500×500×700
- 1.8m以上の目隠しフェンス、多段柱フェンス
風通しはカタログの通風率で確認できます。
業者から預かったカタログを見てみましょう!
補足ですが、風通しに関連する用語も解説するので下記をチェック。
- 通風率とは?
- フェンスのパネル1枚に対して風を通す割合。数字が大きい方が風通しがいい。
- 目隠し率とは?
- フェンスのパネル1枚で目隠しできる割合。数字が大きい方がより目隠しできる。
- 採光率とは?
- フェンスのパネル1枚で光を通す割合。数字が大きい方が光を通す。
施工を含む独立基礎の費用
下記3種類の基礎の費用を材料費と施工費に分けて解説します。
- 180×180×450(25kg)
- 300×300×600(88kg)
- 500×500×700(274kg)
180×180×450
材料費 700~1200円
施工費 1000~2000円
300×300×600
材料費 4000~6000円
施工費 5000~6000円
500×500×700
材料費 9000~12000円
施工費 9000~12000円
重機やクレーンが必要な大きいサイズは、値段が急激にはね上がります。
びっくりしますが、1個20000円を超えることもあります。
同じ会社でも見積りする人が違えば金額が変わる?
見積り金額に正解はありません。
実際に同じ会社だとしいても見積りする人が違えば、金額は変わってしまいます。
コンクリート工事を例に考えてみましょう。
- 見積り担当Aさんは3人で完了できる計算
- 見積り担当Bさんは4人で完了できる計算
これだけで経費・消費税を含めば2万円以上差が出てきます。
経験値も違えば、性格も違うので当然の結果ですね。
実際はというと、地域も保有機械もルールも違う別会社を比較するのでもっと差がついてくるわけです。
そんな状況下で金額の正解(最安値)にこだわると、安いけど質の低い業者に当たる可能性が高くなります。
解決策としては比較が最適解ですが、単純な金額の比較は逆効果になる可能性があるので注意しましょう。
少なくても2社、できれば3社以上の比較をおすすめします。金額が大きくなればなるほど相見積りの効果が高くなるので。
金額が予算に収まるのはもちろん必須ですが、過程の対応を重視してもらいたいです。
ちょっと感じた不信感など後々のトラブルに発展するので放置しないでください。
とりあえず業者がいるか確認
DIYできるおすすめ基礎サイズの最適解は2つ
使い勝手がいい独立基礎ですが、決して軽いわけではありません。
180×180×450でも25kgあるの取り扱いは注意してください。
腰を痛めないように気をつけましょう。指のはさまれにも注意です。
メッシュ系のフェンスなら180×180×450でのdiyをおすすめします。
取り扱いしやすく、流通も多いスタンダードなサイズだからです。
diyで目隠しフェンスにチャレンジするなら、250×250×450をおすすめします。
50kgを超えると重機が欲しくなるのでdiy向きではありません。
250×250×450の重量は45kgなのでギリギリ人力で動かせる重さです。(人によっては2人ががり)
50kgを超えないサイズでできるだけ大きい、かつ場所を取らないという理由でおすすめのサイズです。
掘削したら残土も出るので処分の検討もお忘れなく!
購入ルートは業者経由かホームセンター
業者に依頼するなら用意してもらえるので心配はありません。
diyの場合は自己調達なのでちょっとした注意が必要です。
diyの基本購入ルートはホームセンターです。
最近の大型ホームセンターは建設資材の取り扱いが豊富なので、まず外売り場を見てみましょう。
うちの近所のホームセンターでは、180×180×450の基礎がありました。
運搬の注意点
運搬は貸出しトラックを使うのがおすすめです。
5個で100キロオーバーなので乗用車では負担が大きすぎます。
車を壊してしまっては元も子もないので気をつけましょう。
※コロナでサービス中止しているところもあるので、実際に問い合わせてください
購入する時の注意点
フェンスのパネルの数プラス1個の基礎が必要になるので勘違いしないで購入しましょう。
基礎の数は柱の数と一緒になります。(パネルの枚数に合わせると不足します)
施工日に物が揃わないと仕事になりません。
独立基礎は業者を見分けるカギになる
フェンスに対応した独立基礎を決めるのは、基本的に業者側です。
独立基礎に対する考え方が業者の見極めポイントとなるのでぜひ知っておいて下さい!
- カタログと比べてどうか
- 特別に転倒防止対策をするか
- 基礎のサイズについて説明があるか
- 規定の寸法が確保できないときの対処法
しれっと小さいサイズを使ってくる業者には注意しましょう。
現場状況によってそもそも大きい基礎が入らないパターンもあるので、しっかりした説明と根拠・対策がある上でのサイズ変更が理想的です。
提案力のあるなしも優良業者の条件です。
独立基礎は、業者の実力を見極めるカギになるので注意しましょう。
業者の選定は外構工事での重要度が高いです。
ここをミスると仕上がり・工程・コスト・設計全てに悪影響。
しっかり比較した上で決定しましょう。
家電だって比較するのに、オーダーメイドで金額の大きい外構を比較しないのは無謀すぎます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
当ブログでは、外構に関する質問や相談もお問い合わせから受け付けています。
記事以外の内容でもオッケーなので、お気軽に問い合わせ下さい!(匿名可)
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とりあえず業者がいるか確認
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