- うちの外構見積もりは遅い?
- 平均的な見積もりの期間はどれくらい?
- 見積もりが遅い場合の対処法を教えて!
見積もりは業者とお客さんが交わす初めての書類です。
この記事を読めば、見積もりが遅くなる原因から対処法までわかるのでリスクを減らせます。
頑張ってきた家づくりも外構という終盤戦。外構で失敗して満足度を下げて欲しくないです。
すでに今の業者不安なら、期限を切って催促しつつ、同時進行で別業者から見積もりを取りましょう。
現役エクステリアプランナー/1級土木施工管理技士のきつね(@ktn_ktn_3)がお送りします。
当ブログでは、外構に関する質問や相談もお問い合わせから受け付けています。
記事以外の内容でもオッケーなので、お気軽に問い合わせ下さい!(匿名可)
コメントまたは、記事にて回答させていただきますね。
見積もり期間の平均は1~2週間
結論、見積もり期間の平均は1〜2週間です。
この範囲内なら過剰に「遅い!」とならなくて大丈夫。
期間内であっても決められた期限を破るようなら、要注意業者の可能性があります。
大雨・大雪の災害対応など事情があり、連絡があった上で、数日遅れるならセーフ。
連絡なしは1発アウト!
工事規模によっても期間が変わるので、つぎで詳しく解説します。
工事規模によって外構見積もりの期間は変わる
ここでは、工事規模別の見積もり期間目安をお伝えします。
解説するのは、つぎの3パターン。
- 小規模:フェンスやカーポートなど単品の取り付け
- 中規模:複数工事のリフォームや300万円以下の新築外構
- 大規模:300万円を超える大規模な工事
単品取り付けで10日は遅いですし、大規模な工事なら10日は早いです。
小規模:フェンスやカーポートなど単品の取り付け
単品の取り付けは3~5日が目安です。
普段から外構商品を扱っているので、仕入れルート・値引き率を把握しています。
施工日数や人員、機械の算出も複雑じゃないので3~5日と短いのが特徴です。
中規模:複数工事のリフォームや300万円以下の新築外構
5日~14日を目安に考えましょう。
単品商品の取り付けと違い、複数の工事が入ってきます。
それに伴い見積もり業務も増えていきます。
下記は1例。
- プラン考案
- 商品リサーチ
- 図面・パースの作成
- 行政への連絡・調整
- 自社で完結できない工事や材料の見積もり
調整することが増えるので、当然時間がかかります。
大規模:300万円を超える大規模な工事
大規模な工事は、14日~30日を目安にしましょう。
金額にすると300万以上です。
中には外構だけで500万以上かけるお客さんもいます。(さらには1000万円以上も)
それだけ高額な工事で1週間で見積もりが出てきたら逆に不安になりますね。
コンセプトの提案やプレゼン資料の作成など必要な業務がさらに増えるので時間がかかります。
見積もりが遅くなる3つの原因
ここでは、見積もりが遅くなる原因を理解しましょう。
原因を理解することで対策を取りやすくなります。
見積もりが遅くなる原因は、主につぎの3つ。
- ルーズな性格
- 担当者がオーバーワーク
- 実力(経験)不足
当てはまってしまうと大満足な外構にならないので注意が必要です。
ルーズな性格
同じ会社内であっても、担当者によって対応の違いは生まれます。
担当者の性格がルーズだと他の業務にも影響してきます。
ファーストコンタクトである見積もりが遅いということは、先の段取りが遅い可能性あり。
- お客さんとの連絡・調整
- 材料の発注
- 協力業者への依頼
- 工期内に終わらせる
- 工事の仕上がり
- 変更見積もりの作成
- 近隣への対応
担当者がオーバーワーク
会社や担当者がオーバーワークなパターンです。
1人の担当者で見積もり・施工・現場管理をしている場合に多いです。
自分の見積もりをしている間にも新規の依頼が入ってきています。
スキル・経験があっても、オーバーワークでは本来の実力を出せません。
細かいところまで気が回らなくなってきます。
やたらと忙しそう、余裕がなさそうな素振りがあったら要注意!
実力・経験不足
実力・経験不足なパターンでも見積もりが遅くなります。
経験があれば、見積もりを作り慣れているので、テンポよく見積もりできます。
例えばつぎのような作業工程です。
- 数量の拾い出し
- 材料の見積もり
- 協力業者への依頼
- 行政への連絡
- 図面の作成
分割したり、スキマ時間を活用したりするには経験値が必須です。
見積もりの経験が浅い=工事の経験も浅い可能性があるので注意深くチェックしましょう。
また、経験の少ない工事は割高になりやすいので合わせてチェック!
外構の見積もりが遅い場合の対処法
実際に見積もりが遅いと感じた時の対処法を解説します。
対処法はつぎの3つです。
- 期限を切って催促する
- 判断材料と考え様子を見る
- 同時進行で別業者に見積もりを依頼する
期限を切って催促する
現状期限を決めなかったために、遅いどうかが気になっています。
モヤモヤしている時間はないです。
業者選びの他にも商品選びやデザインなど決めることはたくさんあるのが外構。
難易度も高い伏兵なので、ムダなく進めましょう。
1つの判断材料と考え様子を見る
最低限の催促をしたら様子を見ましょう。
見積もりのスピードや期限を守れるかはあくまでも判断材料の1つです。
外構業者を決めるときは、他にも考えることがいっぱい。
- 提案力
- デザイン力
- 施工能力
- ヒアリング力
- 現場管理力
- 信頼性
- 金額
上記のバランスが取れた業者が優良業者。
過程や対応を含めて選定していくのが、業者選びです。
くれぐれも金額だけで業者選びをしないように気をつけましょう!
別業者に見積もり依頼をかける(同時進行)
業者を見極めた結果ダメになり、それから新しい業者を探すと時間がいくらあっても足りません。
「ちょっとこの業者対応が遅いかも?」と感じたら、つぎの見積もりをとることをおすすめします。
- たくさん時間ある
- 完成時期の希望がない
そんな人はまれなので、スピード感をもって望みましょう。
業界的に値上り傾向もあるので、発注が遅くなり損する可能性も出てきます。
次回値上がり情報
- LIXIL→2022年10月3日
- 三協アルミ→2022年11月1日
次の見積もりは期限を決めよう(取り方も注意)
次の見積もりを取る際の注意点です。
見積もりを依頼する際に必ず期限を決めましょう。
決めた期限より遅い→遅い
決められた期限内→早い
上記のように判断がしやすくなります。
「うちの業者は見積もりが遅いのかな?」と悩む時間がムダです。
ただでさえ労力のいかかる外構。少しでもムダを省いていきましょう!
期限を決めないとなんとく先のばしにされやすいです。
期限を決める際のテクニック
漠然と期限を決めると言われても、よくわからないと思うのでテクニック・構文を2つ紹介します。
いつまでに見積もりができるか確認する
打合せ・現地調査の時に「いつ頃までに見積もりできますか?」と確認しましょう。
相手に言わせることでより締切を意識してもらいやすくなる効果があります。
決めたい時期と理由を伝える
要望を伝えれば、対応できるか考えてもらいましょう。
無理なスケジュールならこの時点ですり合わせが必要なポイントです。
「この規模だともう少し時間が欲しいです。」など。
ハッキリ答えられない場合は、経験不足な可能性もあるので注意しましょう。
まとめ
見積もりというファーストコンタクトで業者の性格が見えてきます。
見積もりが遅いことを気にせず、そのまま発注して後悔は悲惨です。
見積もりの期限に正解はありません。
誠実な対応してくれるかを重点的にチェックしましょう。
不安な業者にあたった場合は、2社目・3社目の検討をおすすめします。
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見積もり業者を探している人におすすめサービスをご紹介!
比較が大事なのはわかったけど……
見積もりをお願いする業者がいないし、探すの大変……
結論、オンラインで依頼できる見積もりサービスがおすすめです!
外構の見積もりを自分の足で集めようと思うとすごく労力と時間がかかります。
下記は自分だけで見積もりをとる場合の流れの例です。
- Google検索やSNSで近場の業者を探す
- ホームページや口コミ、施工例をチェック
- 何社も繰り返す
- 問い合わせる業者を決める
- 日程調整して来店か現地調査
オンラインで依頼できる見積もりサービスであれば、1回のお昼休みで依頼完了できます。
全部自分で探すとか、全部オンラインなど偏らせる必要は全くないです。
バランスよく活用して外構を楽に進めましょう!
つぎの記事では、相見積もりの取り方とおすすめ見積もりサービスをランキング形式で紹介しています。
人生初で最後になるかもしれない外構を比較しないで決めてしまうのは危険です。
最低2社、できれば3社を比較することで失敗するリスクを下げられます。
外構は最後の工程なので、失敗すると家づくり全体の後悔が大きくなります。
家づくりの満足度すら覆してしまうほどのインパクトです。
サービスや比較を駆使して満足のいくお庭を手に入れましょう!
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