- 外構の相見積りが初めてで不安
- 手順や注意点があれば前もって知りたい
- 効率よくコスパのいい外構を手に入れたい!
外構で業者比較、値引き交渉定番テクニックの相見積り。
真っ先に思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか?
しかし、この相見積りにはデメリットや注意点があり、取り方をミスすると時間ばかりかけて結局失敗なんてことになりかねません。
この記事では、相見積りをフル活用し、満足の行く外構を手に入れる方法を解説します。

現役エクステリアプランナー/1級土木施工管理技士のきつね(@ktn_ktn_3)がお送りします。
とりあえず業者がいるか確認
外構は6割以上の人が後悔している
外構はよく「失敗しやすい」と言われます。
時間や労力、費用、熱量を込めた家づくりも終盤戦で、あとは外構がうまくいけば完璧。
しかし、現実はうまく行かないことが多いです。
実際に外構に後悔している人は6割以上という調査結果が出ています。
一級建築士兼宅地建物取引士の印南和行氏が代表を務める南勝(大阪市)がこのほど発表した「失敗した自宅の外構」の調査結果によると、約6割の人が「自宅の外構について“失敗した”と思うことがある」と回答していることがわかった。
自宅の外構「失敗した」が約6割 失敗1位は「天然芝」|新建ハウジング
軽く見られがちな外構ですが、家づくりに匹敵するほどむずかしいです。
【結論】失敗しない外構には相見積りが必須!


本記事は、大前提として失敗したくない人向けの記事です。
特にこだわり無く普通でいい、標準的なプランでいいやという人の参考にはならないです。
早速結論ですが、失敗しない外構には相見積りが必須です。
次に失敗のない外構を定義します。
- 最安値(予算)に近い価格での発注
- 施工プロセスに問題がない(近隣からのクレームなどがない)
- 満足できるプランと仕上がり
- 適正な工期での完成・引き渡し
- アフターサービス・保証もしっかりしていて長く安心
「なぜ相見積りが必須なのか?」という答えがここにあります。
全ての条件を満たす業者探しは、難易度が非常に高いからです。
業者目線で見ても上記条件を満たすレベルの業者は少ないです。
そのため、最初に見積もりを取る業者1社で自分の条件にドンピシャということはほとんどありません。
加えて自分自身の知識もないので、「あまり検討できず発注→失敗 」の悪いループに陥ってしまいます。
例え相見積りを3社とった結果、最初の業者に決めたとしても「相見積り」は必須です。
相見積りのメリット・デメリット


重要な相見積りですが、当然メリットとデメリットが存在します。
両方を把握して効果的に相見積りを取りましょう!
メリット
- 比較・検討ができる
- 最安値を探れる
- 値引き交渉ができる
- 比較検討の中で自分にも知識が付く
- 自分のイメージに近づけられる
自分自身が見積りのやりとりをするので分かりますが、金額的な余力を必ずと言っていいほど取って作成します。
その余力分が値引き交渉するポイント。



比較するとしないでは交渉のしやすさが変わってくる!
デメリット
- 必須だけど取り過ぎはよくない(お互いに不利益)
- 価格勝負に持ち込み過ぎると手抜きをされる可能性が上がる
- 時間対効果がどんどん悪くなる
- 最終的に断りづらい
相見積りの1番のデメリットは、時間がかかることです。
1つ注意点として、4社目に相見積りを依頼する場合は先の業者を1社でも2社でも断ってからにしましょう!
比較しているつもりが逆に見透かされるなんてこともあり得るので。



ベストよりベターを求めることが大切!
メリットとデメリットではメリットの方が大きい
メリットとデメリットを比較すると断然メリットの方が大きいです。
外構工事は性質上、やり直しが難しいもの。
商品なら返品すれば済みますが、自分の土地に作った構造物はなかなか簡単にはいきません。
しかも、室内と違って不特定多数の目に付きます。
外構にこだわる人は、たいてい外からの見た目を気にする人です。
この条件で失敗は死活問題。
毎日の生活の質を下げることにもなりかねません。
発注する価格帯によっても差がありますが、可能な限りの時間を使うべきです。
効率的な相見積りの取り方【一括見積りサイトを活用】





相見積りが必須で、できる限り時間を使うべきということはわかった。



だけどそんなに時間取れない!
こんな人のために効率的な相見積りの取り方を解説します。
下記は1例。
初回打ち合わせまでの目安の時間も書いておきます。
ハウスメーカー提携の外構屋(4時間)←1番最初に頼むところ、ハウスメーカーが仲介
地元の業者(6時間)←自分の足で探す、エクステリア専門店が良い
一括見積もりサイト(30分)←手軽さが群を抜いて抜群
いかがでしょうか?
このように1社をネットから取ることで、かかる時間コストを大幅に削減できます。
お昼休み1回分で依頼できますね。



手軽さが抜群なので、利用しない手はない!
ひと言で一括見積もりサイトと言っても数多くのサイトがあります。
私が調査しただけでも10サイト以上ありました。
業者の比較をする目的の相見積もりが、一括見積もりサイトの比較にすり替わってしまっては本末転倒です。
かんたんにサイト選定をして次のステップに進めるよう、調査した中から3サイトを厳選し、ランキングを作成しました。



ぜひ活用してください!
ランキング | 1位 | 2位 | 3位 |
サイト名 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() ホームプロ |
運営会社 | ㈱しげん (上場企業) | タウンライフ㈱ | ㈱ホームプロ (リクルート100%出資) |
利用料金 | 無料 | 無料 | 無料 |
加盟店審査 | 厳しい | 厳しい | 特に厳しい |
加盟店数 | 1400社 | 400社 | 1200社 |
外構特化 | リフォーム全般 | 特化 | リフォーム全般 |
使いやすさ | 普通 | シンプル | 会員登録が必要 |
実績 | 11,000件以上の事例掲載 | リフォーム部門3冠 | 9万件のリフォーム実績 |
保証 | 前払金返還 代替会社紹介 利用手数料無料 | 契約業者による | 工事完成保証 |
お断り方法 | お断り代行可能 | 自分 | ボタン1つ |
サポート体制 | 専門スタッフによる カスタマーサポート | アイデア&アドバイス プランニング可能 | マイページから匿名相談 |
特典 | 最大3万円のAmazonギフト | 成功するリフォームの法則 | 成功リフォーム7つの法則 |
備考 | 上場企業運営で 信頼度バツグン | 加盟店数が少ない分 業者の質が高い | 2001年からの運用している老舗サイト |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |



プラスになることはあっても損はしないですよ!
また、外構工事における重要なポイントは相見積り以外にもたくさんあります。
下記の記事で重要なポイント解説しています。


相見積りの疑問を徹底解決!Q&A
初めての相見積りで疑問に思いやすい部分をまとめて解説します。
時間がかかる以外で相見積りの多い失敗要因は?
価格だけに執着してしまうのも失敗要因になります。
値下げするテクニックなのに執着できないなんて矛盾だと思いますか?
その理由としては、品質を無視すれば価格を下げられてしまうことが挙げられます。
外構は、公共工事と違い厳密なルールが存在しません。
会社と個人によってマチマチなのが現実です。
1つ例を挙げると、基礎に使う砕石の厚みです。
公共で言えば10~15㎝が一般的です。(かかる荷重による)
これを5㎝、3㎝と薄くしていけば当然コストカットになります。
価格だけを追うと上記のようなコストカットをする業者に当たってしまう確率が少なからず上がってしまうのです。



価格を含めた総合的な判断が必要です!
相見積りは何社取ったらいいの?
相見積りの基本は3社です。
理由は、相場を把握できる精度が上がるからです。
例えば、激安の悪徳業者と激高の優良業者の2社に当たってしまった場合、2社の優劣をつけることしかできません。
結果的にどちらを選んでも満足度最高!とはならないです。
3社となると絶対に中間の業者が出てくるので、判断材料が増え正しい判断に近づけます。
例①:中間の業者が高い業者寄り→安い業者が相場以下の可能性有り
例②:中間の業者が安い業者より→高い業者が相場以上の可能性有り



相見積りの数だけ精度が上がる!
相見積りを取るタイミングはいつがベスト?
ベストなタイミングは、自分のリフォームイメージが固まった時です。
イメージが固まった状態であれば、全業者に同じ条件で見積り依頼ができます。
ここが重要なポイント!
バラバラに見積り依頼をしてしまうと、相見積りの最大の利点「比較」がしづらくなります。
インチの違うテレビで最安値を探すのと一緒です。
前提条件のインチが違うとそもそも比較がむずかしい。
こんな状態を自分で作り出さないよう、イメージを固めてからの見積り依頼をおすすめします。
まとめ
今回は外構リフォームの相見積りの重要性と効率的な取り方、不安について解説しました。
内容を簡単にまとめで終わります。
- 外構工事で失敗しないためには相見積りが必須
- 相見積り最大のデメリットは時間コストがかかること
- 無料一括見積りサイトを活用すると効率化を図れる
是非参考にして満足の行く外構を手に入れてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!



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コメントまたは、記事にて回答させていただきますね。
とりあえず業者がいるか確認
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