- カーポートSCがおしゃれで気になる
- 高い買い物なのでしっかり理解して購入したい
- 予算の目安を知って検討したい
カーポートSCはLIXILの超人気カーポートです。
この記事では、前半でカーポートSCのメリット・デメリット、後半では試算したカーポートSCの値段について解説します。
最後まで読むことで、カーポートSCの購入に必要な知識が手に入ります。
デメリットを解消する方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
現役エクステリアプランナー/1級土木施工管理技士のきつね(@ktn_ktn_3)がお送りします。
外構は業者選びが9割
カーポートSCはシンプルで超人気のLIXIL製カーポート
カーポートSCは、2017年に登場した超人気のLIXIL製カーポートです。
特徴は、ひと目見てわかるスタイリッシュなデザイン。
無駄を削ぎ落としたシンプルさで人気を集めています。
4つのデザイン賞を受賞するほど、注目を集めている商品です。
カーポートSCの基本スペック
商品の基本スペックはつぎの通りです。
カーポートSC | 基本スペック | 備考 |
---|---|---|
耐風圧強度 | 42m/秒 | 46m/秒のパッケージあり |
積雪強度 | 20㎝ | 30㎝のパッケージあり 50㎝の上位モデルあり |
柱の長さ | 2.2m 2.5m 2.8m | 3パターン |
間口 | 2.4m 2.7m 3.0m 3.3m | 4パターン |
奥行 | 5.0m 5.7m | 2パターン |
台数 | 1台用 2台用 | それぞれ縦連棟ができる |
※詳細はLIXIL電子カタログを必ずチェックしましょう。
梁の下で屋根を支える構造で一見強度が落ちそうですが、コスパモデル以上の42m/秒を実現で安心。
上位モデルや耐風圧パッケージがあるのもうれしいポイントです。
カーポートの寸法決めは初見ではむずかしいです。
失敗すると取り返しが効かない大問題になるので、カーポートの寸法の決め方をチェックしてください。
カーポートSCのメリット・デメリット【デメリットは解消できる】
人気のカーポートSCですが、当然メリットとデメリットが存在します。
事前に理解することで後悔する確率をグッと下げられるので、ぜひ参考にしてください。
メリット7つ【最大のメリットはデザイン】
カーポートSCのメリットはつぎの7つです。
- モダンな建物に合うスタイリッシュさ
- 木調とダウンライトのおしゃれさ
- 雨どいが柱の中ですっきりシンプル
- お隣と差をつけるワンランク上の外構
- 玄関ドア・サッシと合わせたコーディネートができる
- 他メーカーが追従していない
- 音鳴りを根本から排除
カーポートSCの最大のメリットはデザインです。
最近のモダン住宅にマッチするという意味では、業界No.1と言っても過言ではありません。
カーポートは面積が大きいので、トータルコーディネートのノイズになりやすいです。
建物はおしゃれなのになんだかカーポートが浮いている状態ですね。
各メーカーとも住宅にマッチするように新商品や梁延長など工夫をしていました。
そんな中登場したカーポートSCは、他社が追従していないのでデザインが気に入ったらLIXIL一択。
私自身も家づくりの最中ですが、カーポートSCを第1候補で計画しています。
数少ないデメリット3つ
メリットと比較してもデメリットは少ないです。
あえて挙げるとしたらつぎの3つ。
- 完全遮光なので暗くなる
- 配色が限定されている(木調の場合)
- 価格が高い(2~3倍)
それぞれ解消方法を交えてくわしく解説します。
完全遮光なので暗い
従来のポリカーボネート屋根と違い、アルミ屋根は完全遮光です。
車の劣化を防ぐには効果的ですが、どうしても暗くなるところがデメリット。
南向きの掃出し窓のように光を取り入れたいところだと、必要な光もカットしてしまいます。
結果、カーポート下だけでなく、家の中まで暗くなっては生活の質まで下がってしまうので注意が必要です。
デメリットの解消方法
- 暗くなることを想定して窓から離す
- 高さを調整して光を取り入れる
対策としてはむずかしくないです。
ただし、正しい提案・施工ができる業者がいることが条件です。
配色が限定されている(木調の場合)
木調色の場合のデメリットですが、柱と屋根の色がブラックしか選べません。
黒系の建物にはばっちりマッチしますが、白系だと浮いてしまう可能性があります。
トータルコーディネートの足かせになっていることは間違いないので、デメリットとして挙げました。
デメリットの解消方法
配色が限定されているため、建物と外構を切離して考えると、失敗しやすいです。
早めに外構業者を探して、相談できる環境を整えることで解消できます。
建物と同時進行するイメージですね。
外壁やサッシを決めるタイミングに外構の相談ができる環境がベストです。
木調でもブラック以外が選べるようになるとさらに完璧です。
価格が高い(ネスカの2~3倍)
カーポートSCはデザイン性から想像できるように値段が高いです。
最大のデメリットと言っても過言じゃないかも……
実際にコスパモデルのネスカと比較すると2~3倍高いです。
デメリットの解消方法
相場が高い商品なのは間違いないですが、その中でも業者差があります。
業者差の見極めが成功のカギとなります。
ここの見極めは業界の中の人でもむずかしい……
解消するために、相見積もりで比較して見極めましょう。
外構は総力戦です。
- 提案力
- デザイン力
- 施工能力
- ヒアリング力
- 現場管理力
- 信頼性
- 価格
バランスが取れた業者が優良業者です。
価格だけにこだわるのは失敗の元!
とりあえず業者がいるか確認
デメリット解消方法の結論
解消の結論としては、『できるだけ早く外構の相談ができる環境を作る』です。
カーポートSC費用を試算します(商品40%OFF)
デメリットでもあげましたが、いい商品なので値段も高いです。
予算に合うかすぐ確認できるように工事費の試算をしました。
価格には業者差があるため、参考価格となりますが基準として使ってください。
商品選びをどんどん時短しましょう!
値引き率は、定価の40%OFFで計算しています。
工事費は、『定価の40%OFFの値段+施工費+諸経費』です。
カーポートSC | 工事費 | 定価 | 備考 |
---|---|---|---|
1台用 | 390,000円 | 499,200円 | H22柱、27-50型 |
1台用(木調) | 540,000円 | 694,000円 | H22柱、27-50型 |
2台用 | 910,000円 | 1,149,300円 | H22柱、54-50型 |
2台用(木調) | 1,220,000円 | 1,547,400円 | H22柱、54-50型 |
SC1500 1台用 | 580,000円 | 734,900円 | H22柱、27-50型 |
SC1500 2台用 | 1,170,000円 | 1,478,900円 | H22柱、54-50型 |
価格はすべて税抜きです。
【結論】業者差があるので必ず相見積りで比較しよう
先ほどの試算では40%OFFで計算しましたが、実際にはもっと安い業者も存在します。
安くなる理由はつぎの通りです。
- LIXILとの関係性での割引率が変わる
- 使っている頻度による熟練度が違う
- キャンペーンの有無でも変わる
外構は予算150万に対して、倍の300万が見積りということが起こる業界です。
しっかり比較して満足のいくお庭を手に入れましょう。
当ブログでは、外構に関する質問や相談もお問い合わせから受け付けています。
記事以外の内容でもオッケーなので、お気軽に問い合わせ下さい!(匿名可)
コメントまたは、記事にて回答させていただきますね。
とりあえず業者がいるか確認
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