- カーポートの寸法の見方がわからない
- サイズがありすぎてどれを選んだらいいかわからない
- 失敗しないサイズの選び方を教えて!
カーポートの寸法は初見では見方がわかりづらいです。
それを渡された分厚いカタログがら最適なサイズを選び出すのは至難の技。
ちょっとしたポイントをおさえれば選びやすくなり、失敗する確率をグッと下げられるのでぜひ参考にしてください。
最適なカーポート選びを全力でサポートしていきますね!
現役エクステリアプランナー/1級土木施工管理技士のきつね(@ktn_ktn_3)がお送りします。
とりあえず業者がいるか確認
カーポートのサイズを決める基本は「間口×奥行×高さ」
カーポートのサイズを決める基本は「間口×奥行×高さ」です。
しかし、3つを同時に考えると混乱してしまうので、まずは「間口×奥行」から見ていきましょう。
LIXILのネスカFというカーポートを例に考えます。
間口2,400mm、奥行5,686mmというサイズ設定がありますが、表記(呼称)は24-57型となります。
下2桁を切上げ(切下げ)て表記するのが基本の考え方です。
数字だけ(もしくは型番のアルファベット)でパッと見でわかりづらいですが、落ち着いて見ていきましょう。
間口と奥行がわかったら次に高さです。標準とロングの2サイズ(多くても3サイズ)なので決めやすいです。
標準柱:H22(2194mm)
ロング柱:H25(2494mm)
H28柱:H28(2794mm)
カーポートの寸法がわかりづらい理由はメーカによって表記が違うから
基本がわかってもまだまだ寸法はわかりづらいです。
その1番の理由は、メーカーごとにサイズの表記が違うからです。
微妙な差ならいいですが、「間口→奥行」で表記するメーカーもあれば、逆に「奥行→間口」で表記するメーカーもあります。
全社で統一してほしいところですが、現実はむずかしいみたい・・・
比較すると余計に混乱するので、下記を参考に自分の候補のメーカーを見てください。
その中でもさらに表記差があります。(1台用、2.5m×5.0mクラスの商品)
LIXIL→24-50型
四国化成→SMR-2550
タカショー→24-50
YKK→51-24
三協アルミ→5024
2台用は短辺と長辺が同じような寸法になってわかりづらいので、特に注意してください。
【決定版】カーポートサイズの決め方2STEP
カーポートのサイズの決め方には、セオリーがあります。ここを理解していないと大失敗の確率が高くなるのでしっかりおさえましょう。
2ステップで完了するのでかんたんです。
下記の表を参考にしてください。
サイズ | 長さ | 幅 | 高さ | 備考 |
タント | 3,395mm | 1,475mm | 1775mm | 軽自動車 |
ヤリス | 3,940mm | 1,695mm | 1,515mm | コンパクトカー |
カローラ | 4,495mm | 1,745mm | 1,435mm | 普通車 |
ノア | 4,695mm | 1,730mm | 1,925mm | ミニバン |
アルファード | 4,950mm | 1,850mm | 1,950mm | 大型車 |
上記の寸法にプラスしてドアやトランクの開閉幅、キャリアーの高さも把握しましょう。
正確な寸法は、実車を測るのが1番正確なので、実際に測ってみましょう。
ヤリスなどのハッチバックタイプは、屋根よりトランクが高くなることがあるので、注意が必要です。
キャリアーに関しては、メーカー(inno)の公式サイトの表がめちゃくちゃ参考になります。
https://www.innoracks.com/jp/products/roofbox/box_height.pdf
ざっくりな高さで言うと、最大で400mmくらいです。
- 間口 車の寸法+900(運転席側+700、助手席側+200)
- 奥行 車の寸法+800(フロント+500、リア+300)
- 高さ 車の寸法+300
高さの注意点ですが、土間コンクリートは平らではありません。
水を流すための勾配(傾斜)をつけているので、ギリギリに設定すると車が入らなくなる可能性があります。
試しに駐車する奥行が5.0mとして計算してみます。
勾配は%で表示するのが基本で、1%なら1mで1㎝の勾配という意味です。(1%は水たまりができないギリギリのライン)
1% 5㎝
2% 10㎝
3% 15㎝
4% 20㎝
5% 25㎝
2%を超えてくると高さの設定で考慮するレベルになってくるので無視しないようにしましょう。
こんなに余裕を持つの?
そう思った人は町中の駐車場をイメージしましょう!
実際に意識して駐車してもらってもいいですね!
- 隣に車が止まるとドアが開けづらい
- 風が強いとぶつけそう
柱や壁だとなおさら圧迫感が出てきますよ!
サイズを選ぶ際にさらに気をつけるポイント3つ
- 紙に書き出す
- 迷ったらワンサイズ大きめを選ぶ
- 予算がオーバーしそうなら相見積りを取って比較する
紙に書き出す
セオリーを説明しましたが、慣れていないので頭だけで考えるのはむずかしいはずです。
1度、紙とペンを用意して図を書いてみましょう。(かんたんでいいです)
奥行方向はあまり気にしなくていいですが、間口と高さは有効幅を考えましょう。
書き出すことで微妙な寸法が見える化されるので選びやすくなりますよ!
迷ったらワンサイズ大きめを選ぶ
ワンサイズ大きめを選んだほうがいい理由は3つあります。
- 夜のほうがとめづらい
- 車を買い替える可能性がある
- やり直しが効かない
特に駐車が多い人は、小さいストレスの積み重ねで生活の満足度が下がってしまう可能性があります。
10年、20年と使うものなので、迷ったらワンサイズ大きめをおすすめします。
予算がオーバーしそうなら相見積りを取って比較する
ワンサイズ大きくすると1~3万円ほどコストが上がります。そのせいで予算オーバーしては元も子もないですね。
5万円くらいまでなら「比較→検討→値引き交渉」のコンボで戦える範囲です。
自分で探している業者で実際に比較してみましょう。
自分で何社も探せない人には、無料一括見積りサービスをおすすめしています。
まとめ
カーポートは、外構の中でも大型の商品です。(金額も高い)そのため、失敗すると超痛手。
ちょっとした予備知識を持って臨むだけで失敗を避けられるので、記事を参考にして最適なカーポートを選んでください!
補足ですが、カーポートにはサイズ以外にも決めることがたくさんあります。
他にもカーポート関連の記事を書いているのでぜひ読んでください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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とりあえず業者がいるか確認
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[…] 失敗すると取り返しが効かない大問題になるので、カーポートの寸法の決め方をチェックしてください。 […]