- ポリカーボネートって何?
- 種類があってどれを選んでいいかわからない
- それぞれの比較が知りたい
カーポート選びは決めごとが多く、屋根材1つを取っても知識がないと苦労します。
どの種類の屋根材を選べば正解かなんて初見ではわかりません。
1番スタンダードなポリカーボネート板にしても3種類、色は10種類以上あるので迷って当然です。
この記事では、ポリカーボネートの基礎知識・選び方をメーカーごとの比較表を使って解説していきます。
メーカーを超えた比較ができるようになり、最適な屋根材が選べるようになるのでぜひ参考にしてください。
現役エクステリアプランナー/1級土木施工管理技士のきつね(@ktn_ktn_3)がお送りします。
とりあえず業者がいるか確認
【カーポート屋根の鉄板】ポリカーボネートとは?
ポリカーボネートとはプラスチックの1種
プラスチックの1種で熱可塑性(ねつかそせい)プラスチックという種類の材料です。
昔はアクリルや塩ビが主流だったカーポートの屋根材ですが、ポリカーボネートの普及によってシェアが逆転。
今ではポリカーボネートが主流になりました。
略してポリカと呼ぶことが多いです。(以下、ポリカとして進めます)
ポリカは優秀な材質【特徴は3つ】
ポリカの主な特徴は下記の3つです。
- 紫外線に強い
- 衝撃に強い
- 加工しやすい
まさに屋外で雨風にさらされる屋根にぴったりの材質です。
加工がしやすいため、変則な形に対応できたり、後々の交換もしやすいメリットもあります。
カーポートのポリカは3種類
カーポートの屋根でよく使われるポリカは下記の3種類です。
- ポリカ(通常タイプ)
- 熱線吸収ポリカ
- 熱線遮断ポリカ
熱線吸収と遮断は、車内温度上昇の原因となる赤外線をカットできるタイプのポリカーボネートです。
名前が似ているので紛らわしいですが、別物なのでしっかり区別していきましょう!
次は表を使って3種類を比較していきます。
それぞれにメリット・デメリットがあるので要チェック!
※メーカーによって設定のありなしは後で解説しています。カタログの確認も必須です。
【比較表】三協アルミで徹底比較
3種類とも紫外線カット、耐衝撃性は変わらない
3種類とも紫外線カット、耐衝撃性は変わりません。
どの種類を選んでもはずれはないので安心して選んでください。
明るさがほしい場所には通常タイプか熱線吸収タイプ(Mシェードのみ)
掃出し窓前にカーポートを設置すると暗さが気になる可能性があります。
せっかく南向きの土地で日当たりもいいはずなのにカーポートで邪魔しては本当にもったいない。
どうしても掃出し窓ギリギリに立てる必要がある場合は、通常タイプか熱線吸収タイプ(Mシェードのみ)をおすすめします。
黒系の車なら熱線遮断タイプ
白系の車と黒系の車では車内の上昇温度が5℃以上違うという実験結果がありました。
実際に私が所有している車も黒系で真夏で上がった温度がなかなか下がりません。
エアコンが効くまで時間かかるし、子どもがヤケドしてしまう危険性もあります。
少しでもリスクを減らして車も長持ちさせたいなら熱線遮断タイプがおすすめです。
明るさを重視しないなら熱線遮断タイプ
建物から離れている場所にカーポートを取付る場合など、明るさを気にしないなら熱線遮断タイプが1番おすすめです。
値段の上がり幅も1台用なら約6,000円~、2台用だと約12,000円~(三協アルミカムフィーエース)と少ないので、気になったら選択する方が後悔しないです。
メーカーごとのラインナップ(種類・性能・色)
大手5社のラインナップを紹介します。
- LIXIL
- YKK
- 三協アルミ
- 四国化成
- タカショー
屋根材1つを取ってもメーカー差があるので、比較するとおもしろいです。
下記では設定のありなし、色の設定を比較します。
※それぞれメーカーの中でも商品差があるので、購入の際はカタログをよく確認してください。
たくさん選択肢が欲しい人には三協アルミ、たくさんあると迷ってしまう人は四国化成がおすすめです。
まとめ
カーポートはエクステリア商品の中でも特に大型で、失敗すると超痛手です。
しかし、知識がない状態で時間に追われまでしたら正常な判断はできません。
かといって、業者が詳しく丁寧に教えてくれるかと言うと、限られた時間の中で打ち合わせするのでむずかしいです。
今回は、そんな失敗しやすい状態を少しでも回避できるよう各メーカーの比較をまじえて解説をしました。
この記事があなたのカーポート選びの力になれればうれしいです。
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