- テラス屋根の関東間とメーターモジュールって何?
- 初めて聞く言葉でよくわからない……
- 失敗しない選び方を教えて!
関東間とメーターモジュールは建物を建てる基準の寸法です。
テラス屋根を含むウォールエクステリアに必須の考え方なので、違いと選び方を解説します。
サクッと理解して商品選びの時間を短縮しましょう。
現役エクステリアプランナー/1級土木施工管理技士のきつね(@ktn_ktn_3)がお送りします。
とりあえず業者がいるか確認
【結論】建物の基準に合わせよう
結論、建物の基準に合わせれば失敗しません。
関東間で作られた建物→関東間を選ぶ
メーターモジュールで作られた建物→メーターモジュールを選ぶ
必要な寸法より小さいと不便、大きいと余計なコストがかかります。
窓のサイズに合わないので、見た目もよくないです。
関東間とメーターモジュールは基準の違い
関東間とメーターモジュールは、両方とも建築の基準です。
関東間は、1820mmを基準の1間とする
メーターモジュールは、1000mmを基準とする
モジュール(module)=寸法の基準
関東間とメーターモジュールの特徴
2つの基準の特徴をかんたんに解説します。
建築の考え方で外構と関係するのは、テラス屋根を含むウォールエクステリアです。
関東間の特徴
- 一般的な基準
- 古くから使われてきた
- 関東間に合わせて作っている建材が多い
関東間で建てられている建物の方が圧倒的に多いです。
メーターモジュールの特徴
- 比較的新しい基準
- 室内空間を広く取れる
- 割高になる
廊下の幅を広くできるなどバリアフリーにも有効な基準です。
自宅の基準の調べ方【2パターン】
建物に合わせると言っても、建物の基準がわからない……
つぎの2パターンを解説します。
- 新築
- リフォーム
新築中で図面が手元にある人は、図面から確認できます。
柱間の寸法がに1820、3640、5460、7280と半端な数字がでてくるのが関東間です。
メーターモジュールの場合は、2000、4000、6000、8000となります。
担当営業に確認するのもあり!
リフォームの場合は確認できないことがあるので、窓のサッシ幅を確認しましょう。
窓ガラスが引違い2枚の場合のサッシ幅
関東間→1.7m前後
メーターモジュール→1.8m前後
関東間とメーターモジュールは、はっきりと違いがあるので確認して下さい。
実際にテラス屋根のカタログを見てみよう
ここでは、実際にカタログを見て確認しましょう。
今回使用するカタログは、LIXILの定番テラス屋根『スピーネ』です。
パッと見はむずかしそうですが、落ち着いて見れば大丈夫!
調べた自分の基準に合わせて選択するだけなのでかんたんです。
LIXILの場合、ページが分かれているので特に見やすいです。
関東間の場合
情報が詰まっているので、パッと見むずかしく見えますが大丈夫です。
1間から0.5間きざみで設定があります。
設置する窓に合った寸法を選びましょう。
メーターモジュールの場合
1000mmが基準なのでスッキリしていて見やすいです。
間口と出幅の考え方は、ウッドデッキ記事も参考になります。
まとめ
外構・エクステリアは、建物に比べてかんたんに見られがちな工事です。
しかし、実際は難易度が高く、失敗してしまう人が多い伏兵です。
実際に外構で後悔している人が6割以上いるとのアンケート結果もあるほど。
今回解説した関東間とメーターモジュールは、外構全体からみればほんの1部ですが、必要な知識なので覚えておきましょう。
考えることの多い外構ですが、少しでもあなたの意思決定が楽になればうれしいです。
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