- ウッドデッキの寸法の見方が知りたい
- どうやってサイズを決めればいいの?
- 正しい選び方を教えて!
ウッドデッキは初見ではサイズの見方・決め方がむずかしいです。
加えて安い買い物じゃないので失敗するとかなりの痛手。
そんな失敗を回避するため、ウッドデッキのサイズの決め方の基本を記事にしました。
- 寸法の見方を知る
- 使う目的を決める
- 現地にマーキングしてイメージをつかむ

現役エクステリアプランナー/1級土木施工管理技士のきつね(@ktn_ktn_3)がお送りします。
とりあえず業者がいるか確認
【基本】ウッドデッキの寸法の見方


ウッドデッキの寸法は「間口(まぐち)×出幅(ではば)×高さ」が基本です。
ただでさえ初めてのウッドデッキを決めるのに、表示もバラバラでパッと見でむずかしそうに感じてしまいます。



慣れればむずかしくないので、落ち着いて見ていきましょう!
間口と出幅の基本的な考え方
間口:1間=6尺=180㎝
出幅:1尺=30㎝



ここでのコツは①細かい数字を気にしないことと②㎝(センチメートル)に変換して考えることです。
高さの基本的な考え方
高さはmm(ミリメートル)で表示しているので間口と出幅よりわかりやすいです。(㎝への変換が楽)
仕上がり希望の高さを決めること(サッシ上かサッシ下か)で自然と寸法が決まってきます。
地面から掃き出し窓サッシまでの標準的な高さは40~55㎝です。



あとは業者に逆算で束柱(つかばしら)の長さを決めてもらえばオッケー。
選ぶ束柱が変わる可能があることだけは頭に入れておきましょう。
【参考】三協アルミひとと木2の束柱ラインナップ
固定タイプ
- 500mm(標準)
- 700mm(ロング)
- 250mm(ショート)
調整タイプ【使用率高い】
- 440~560mm(標準)
- 640~760mm(ロング)
埋め込みタイプ
- 1000mm
標準の調整式束柱では56㎝までが限度、実際に自分がつけたい高さが60㎝だった場合段差がついてしまいます。
現場調査の時、業者にデッキの仕上がり高さをはっきり伝えることが最重要です。



短かったら伸ばせないので注意が必要!
基礎が束石かコンクリートかで寸法も左右されますね。
このあたりは業者の提案力しだいです。
こんなリスクを避けるためしっかり計画しましょう。
一般的なサイズは2間×6尺
ウッドデッキの一般的なサイズは2間(360㎝)×6尺(180㎝)です。
理由は下記の3点が考えられます。
- 2間=360㎝は掃出し窓の幅より大きくしたい(合わせたい)から
- 出幅が3尺(90㎝)では1人が歩くだけの幅で選ぶ人が少ないから
- 3尺(90㎝)だと縁側(えんがわ)的な使い方になるから
デッキとして3尺(90㎝)はせまく感じるので、倍の6尺(180㎝)という考え方。



実際にメーカーカタログの施工例は2間×6尺が多いですよ。
サイズの決め方は目的によって変わる


寸法の見方がわかったら、次はサイズを決めていきましょう。
ここでの結論は、「サイズは目的によって変わる」です。
一般的なサイズ(2間×6尺)でも自分には合わない可能性大です。
加えて業者の提案が100%正解ということもありません。



自分たちのライフスタイルをよく考えて選択しましょう!
ここは慎重に考えて損はないです。
ウッドデッキの目的の例は下記です。
- 庭への動線として使う
- 家具を置きたい
- 注意が必要バーベキューをしたい
- 子どもを遊ばせたい



なんとなく欲しいは失敗の元です。
実際のサイズ感を知る


希望のサイズが決まったら、次は実際の広さのイメージをつかみましょう。
方法は下記の2パターンがおすすめです。
- 現地でマーキングする(1番おすすめ)
- 家の中でマーキングする
現地でマーキングする(1番おすすめ)
1番イメージが湧きやすい方法は、現地でマーキング(印)してチェックすることです。
ホームセンターでメジャー・スプレーはかんたんに手に入るので試してみましょう。
家の中でマーキングする
現地のチェックがむずかしければ家の中でもオッケーです。
リビングなど広めの床にマスキングテープで印して広さを体感しましょう。
この時のコツとして、置きたいものの寸法をあらかじめ把握しておくといいです。
寸法の例をいくつか挙げます。
寸法の例
プール(小)115㎝×115㎝
プール(大)297㎝×193㎝
テーブル 50㎝×69㎝
ソファ(2人用)116㎝×62㎝
チェア(1人用)50㎝×69㎝



決めたサイズに配置して余裕があるかしっかりチェックしましょう!
紙に書き出すのもイメージが湧くのでおすすめ


カーポートの寸法を決めるときにもおすすめした紙に書き出す方法。


アナログな方法ですが、頭だけで考えるより断然イメージが湧きやすいです。



大がかりに確認作業ができない人は代用として十分使えますよ。
また、置く道具だけでなく人が歩く幅も必要なので忘れないようにしてください。
子どもを遊ばせる場合は、転落しないよう広めに計画しましょう。
せっかくの落ち着く空間心配ばかりしていてはゆっくりできません。
まとめ
ウッドデッキはエクステアリア商品の中でも大型な部類で、サイズによってはすぐに数十万円してしまう商品です。
そんなウッドデッキ選びを予備知識なしで挑むとやっぱり失敗しやすいです。
- 採用したけど思ったより小さくて使えない
- 大きすぎて無駄だった
こんな悲しい状況になって欲しくないので、ウッドデッキ選びの基本について解説してきました。
ぜひ参考にして最適なウッドデッキ、その先の理想の外構を手に入れてください。



当ブログでは、外構に関する質問や相談もお問い合わせから受け付けています。
記事以外の内容でもオッケーなので、お気軽に問い合わせ下さい!(匿名可)
コメントまたは、記事にて回答させていただきますね。
とりあえず業者がいるか確認
コメント