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【見積り担当者が語る】外構リフォームの費用・相場まとめ

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  • 自分の予算でどれくらいの規模の外構リフォームができるか知りたい・・・
  • やりたい外構リフォームの費用・相場が知りたい・・・
  • 手元にある見積り書と比較して値引き交渉したい!

外構リフォームにおいて費用・相場を理解することはとても大切です。

理由としては、業者を選ぶ上で1つの大事な指標になるからです。

  • 相場より高い業者で金額的に損をする
  • 相場より明らかに安い業者で失敗する

費用だけで全てを判断できませんが、上記の失敗を回避できる可能性がグッと上がります。

そこでこの記事では、価格帯別にできるリフォーム内容と部位ごとの費用・相場について解説します。

人生で何度も経験できない外構リフォーム、知識がないのは当たり前です。

予備知識として費用・相場を知ることで失敗するリスクを確実に減らせるので、ぜひ参考にして下さい!

きつね

現役エクステリアプランナー/1級土木施工管理技士のきつね(@ktn_ktn_3)がお送りします。

とりあえず業者がいるか確認

目次

【本題の前に】費用・相場に正解はない・・・

外構リフォームでは、費用・相場を理解することが大切という話をしました。

しかし、相対的な性質を持っているためドンピシャ正解の金額は存在しないことも事実です。

  • 地域
  • 時期
  • 現場条件
  • 数量
  • 使用する材料
  • 施工会社
  • 職人
  • 請負の体制

上記のような費用を決定する要素が多すぎるためです。

正解を追い求めすぎるとキリがないので、幅を持たせた価格帯を理解するくらいの気持ちがこの段階ではベターです。

自分の予算でどれだけリフォームできるか?【価格帯別の外構リフォーム例】

次は自分の予算とできるリフォームの感覚差をなくしていきましょう。

外構工事は日常生活で関わる機会がほとんどない(少ない)ため、「30万くらいでできると思っていたら倍近い50万で見積りが来た」というズレが起こります。

そうなると、検討してきた時間がムダになったり、満足度の低いリフォームになる可能性が出てきます。

実際の行動をおこす前に自分の予算でどれくらいのリフォームができるか把握しましょう。

価格帯別でリフォーム例を4分割にしたので、参考に自分の予算と見比べて下さい。

10万円以下

商品単体の取付けや小規模の撤去ができる価格帯です。

できるリフォーム例

  • 宅配ボックスの取付け
  • 手すりの取付け
  • 小さめな物置の設置
  • 照明器具の取付け(ひかりノベーションがおすすめ)
  • 植木やブロック塀の小規模な撤去工事

生活に直結する商品が多いので、コスパがよく満足度が高くなる傾向があります。

個人のライフスタイルによる部分が大きいですが、個人的には宅配ボックスと照明器具ひかりノベーションがおすすめです。

50万円以下

アプローチや駐車空間、庭空間とゾーンを限定した工事が可能な価格帯です。

小規模であれば、撤去を含むやり替え工事でも対応可能。

実際に僕が施工するリフォームは、50万円前後が中心の価格帯です。

できるリフォーム例

  • ウッドデッキやタイルデッキの新規取付け
  • 門扉・フェンスの交換
  • 1、2台用のカーポート取付け
  • アプローチ部分の改修
  • 天然芝から人工芝への張り替え

50~100万円

複数エリアにかかるやりかえや複数商品の取付けが可能な価格帯です。

業者による差も大きくなって来る価格帯なので、念入りな比較・検討をおすすめします。

できるリフォーム例

  • ブロック塀を撤去して新たに駐車スペースを作る
  • タイルデッキとテラス屋根の取付け
  • ウッドデッキと目隠しフェンスの取付け
  • カーポートとサイクルポート取付け

100万円以上

スタイルを変更するほど大掛かりな価格帯です。

新築時にできなかったことをまとめてやる場合も100万円を超える高額になることもあり。

地方部で土地が広く数量が多くなってしまう場合も100万円超えの可能性も出てきます。

実際に建物は30坪くらいしかないけど、土地は200坪以上もあるというような事例もありました。

何をするにも費用が跳ね上がってしまいます・・・

できるリフォーム例

  • オープン外構からクローズ・セミクローズ外構に変更する
  • 新築時にできなかった外周ブロック・フェンス、土間コンクリートなどをまとめて作る
  • 大幅な変更はないが、単純に数量が多い工事

この価格帯はできることが無数にあるため、抽象度の高い表現になりますが、ご理解下さい。

リフォーム部位別の費用まとめ

ざっくりした予算ではなく項目単体の根段が知りたい!

このパートではこんな悩みを解決します。

既に見積りを取っている人も参考にして比較して下さい。

見積り書単体では見えない部分や気付きが出てくるはずです。

自分は本業でも外構の見積りをしているので、しっかり根拠のある費用になるよう算出しています。

  • 10m×10mの土地
  • 隣地境界沿いの3方向30m分をブロック積み
  • 段数は3段(ブロック1段が20㎝なので60㎝=0.6m)
  • 基礎工事は別
  • 造成段階、建物はなく比較的好条件

30m×0.6mで施工面積が18m2となります。

  • 積み手間 20,000×4人=80,000円
  • 機械 2tダンプ 8,000×2日=16,000円
  • モルタルミキサー 3,000×2日=6,000円
  • 重量ブロック12㎝ 140円×230本=32,200円
  • 10mm鉄筋(横筋) 300円×15本=4,500円
  • セメント(25kg) 500円×10袋=5,000円
  • 砂(20kg)   300円×20袋=6,000円

合計149,700円→8,316円/m2(税別)

もし、こんな作業の費用を知りたいと言う要望があればお問い合わせフォームから連絡下さい。

答えられる限り、返信させていただきます。

次は各項目の内容を解説をしていきます。

自分の気になったところだけで十分なので見て参考にして下さい。

リフォーム箇所 費用・相場 備考
重量ブロック積み(12㎝) 8,000~10,000円/m2 基礎は別
化粧ブロック積み(標準品) 9,000~12,000円/m2 基礎は別で、材料によって増減有り。標準品はエスビックスマートC
砂利敷き 1,500円~2,000/m2 6号砕石(白ビリ砂利)を敷き込む手間で算出
防草シート 600~1,000円/m2 キングオブ防草シートザバーン
天然芝 800~1,200円/m2 コウライ芝
人工芝 8,000~10,000円/m2 材料の値段によって増減。加工が多い条件も割高になる可能性あり
メッシュフェンス 6,000~8,000円/m リクシル〇〇、三協〇〇、YKK〇〇
目隠しフェンス 12,000~15,000円/m 風に強いルーバータイプがおすすめ
ウッドフェンス 20,000~25,000円/m 人工木がおすすめ
カーポート(1台用) 150,000~250,000円 積雪20㎝用
  〃  (2台用) 250,000~450,000円
  〃  (3台用) 600,000~800,000円
土間コンクリート 6000~8,000円/m2 金ゴテ仕上げ、ハケ引き仕上げ
インターロッキング敷き 10,000~15,000円/m2 標準品はエスビックオールラウンドペイブ、透水性のスルータイプもあり
人工木ウッドデッキ 25,000~35,000円/m2 商品名LIXIL製のレストステージ
天然木ウッドデッキ 30,000~40,000円/m2 ハードウッドのウリン材、天然木はおすすめしない
タイルデッキ 20,000~30,000円/m2 タイルの種類やステップの形状で価格が増減
石張り 18,000~20,000円 乱形石張り、職人の技量に左右されやすいので注意が必要
植栽 下記参照 大きさによって増減、クレーンを使用する場合は割高
照明 照明器具、配線を総合して設計する
バリカー(上下式、チェーン内蔵) 20,000~25,000円/本 固定式、着脱式は値段が下がる
基礎工事(ピンコロ石、レンガ小端立て) 1,500円/m~ 手練りで対応できる小規模の基礎
基礎工事(ブロック基礎4段まで) 4,500円/m~ 4段以上、土留めの場合は増額
撤去工事(ブロック塀) 下記参照 現場条件により変動
残土運搬・処分 3,000円/m3~ 関連記事を参照

※随時更新中

ブロック積み

外構で使うブロックは、主に重量ブロックと化粧ブロックの2パターンです。

重量ブロック(12㎝) 8,000~10,000円/m2
化粧ブロック(標準品) 9,000~12,000円/m2

標準品のブロックとは?

  • エスビック スマートC 定価670円/本
  •   〃   ウルトラC 定価670円/本
  •   〃   スクエアC 定価600円/本

定価の40%程度が実際に仕入れられる金額になります。

うちの会社では、上記3点を標準品としています。

砂利敷き

1,500~2,000円/m2

埼玉県で一般的に使われる6号砕石(白ビリ砂利)を敷き込む費用で算出しました。

下地の掘削作業は、含まず土工事にまとめることが多いです。

使う材料によって費用が大きく変わります。

基本的に袋入りやメーカーで買うとビックリするくらい割高です。

ワンポイントアドバイス
砂利を探す時は、近所の建材屋などダンプで運んでくれる業者を当たりましょう。

扱う種類は多くないですが、金額は目に見えて割安になることがあります。

防草シート

600~1,000円/m2

性能のいいザバーン240Gで算出したので、防草シート敷きの単価としては高くなっています。

しかし、ホームセンターで買える織布タイプとは比べ物にならない耐久性で、コストパフォーマンス最高。

芝張り

天然芝 800〜1,200円 管理ができる人にのみおすすめします

人工芝 8,000〜10,000円 加工が多い条件では値段アップ

人工芝の初期投資が高く感じますが、後々がメンテナンスフリーです。

家づくり、庭づくりをされる子育て世代の方には、人工芝をおすすめしています。

こちらもdiyが可能ですが、端部の処理などは慣れていないと雑になる可能性あり。

見切り材が必要な場合もあるので、迷ったら業者に相談して下さい。

芝の目の向きを揃えることにもご注意を。

フェンス

メッシュフェンスで6,000〜8,000円

目隠しフェンス、ルーバーフェンス 12,000~15,000円/m2

ウッドフェンス 20,000~25,000円/m2

フェンスは、選ぶ種類によって費用の変動が大きいです。

また、各メーカーがたくさん販売しているので余計に相場が出しづらいところ。

上記の金額を大きく外れなければオッケーです。

細かい金額は、相見積りを取ってチェックするようにしましょう。

カーポート

1台用 150,000~250,000円

2台用 250,000~450,000円

3台用 600,000~800,000円

YKKAP製で積雪20㎝のカーポートで算出しました。

  • 1台用 レイナポートグラン
  • 2台用 レイナツインポートグラン
  • 3台用 レイナトリプルポート

それぞれに幅・奥行・高さの設定があるので、価格帯に幅を持たせました。

土間コンクリート

6,000〜8,000円/m2

コンクリート金ゴテ仕上げ、ハケ引き仕上げでも金額は変わりません。

砕石路盤、ワイヤーメッシュ敷きを含んでいますが、掘削作業は含んでいません。

型枠や目地の処理(スリットなど)は別途な場合が多いです。

  • コンクリート洗出し仕上げ
  • スタンプコンクリート
  • ドライテック

上記は特殊な土間仕上げで対応できる業者が限られます。

スタンプコンクリートに関しては、専門業者への部分外注です。

金額は高くなりますが、見た目はかなりおしゃれです。

インターロッキング

インターロッキングは歩行者用と車道用の2タイプがあります。

わだちができるため、車道用でも一般住宅の駐車場で使用されることは少なくなって来たように感じます。

標準品の場合の費用です。

標準品のインタロッキングとは?

  • エスビック オールラウンドペイプ・スタンダード 定価140円/個
  • エスビック オールラウンドペイプ・スルー    定価140円/個

定価の45%程度が実際の仕入れられる金額になります。

歩行者用 7,000~9,000円/m2

車道用 10,000~15,000円/m2

車道の場合は基礎のコンクリートが必要になりその分割高です。

デッキ

ウッドデッキ(人工木) 25,000〜35,000円/m2
タイルデッキ 20,000〜30,000円/m2

人工木ウッドデッキはLIXIL製のレストステージという商品で算出しました。

石貼り

18,000〜20,000円

職人によって仕上りに大きく差が出るポイント

イメージと違う!とならないように実際の施工現場をみさせてもらうことをおすすめします。

植栽

低木 2,000~3,000円
中木 3,000~5,000円
高木 5,000円~

材料抜きで計算することが少なく、通常は材料を含めて算出します。

また、庭全体の植栽計画をするとざっくり10万~20万くらいの費用がかかります。

業者によって価格設定が違い、相見積りを取ることでしか高い安いの判断ができません。

高木の場合は、クレーン車を使用することもあり。

そのため上限の金額が設定しませんでした。

照明

算出できず

照明器具や電源、配線を総合して計画するので単価が出しづらい項目です。

そこでdiyできるおすすめ照明「ひかりノベーション」という商品を紹介します。

バリカー

20,000〜30,000円

上下式でチェーン内蔵タイプの費用です。

コンクリート上に設置するなら、少々取壊しが必要ですが、防犯性がアップ。

特にオープン外構の方におすすめです。

基礎工事

手練りで対応できる小規模の基礎 1,500円~
4段以上、土留めの場合は増額 4,500円~

ここが目に見えて安い業者は少し注意が必要です。

基礎の形状、鉄筋の配置など条件を見積りの段階で再確認して下さい。

安くていいと思っていたら、実際はサイズが小さく強度が不安だったなどの失敗の実例がありました。

少し話が逸れますが、基準はあるものの個々の経験で判断されてしまう業界の構造にも問題があります。

経験工学と呼ばれる業界の弱点だと僕は考えています。

【番外編】撤去工

ブロック 3段まで 1,500円~

4〜6段まで2,000円~

それ以上(基準違反は要相談) 3,000円~

基礎部分の撤去も含んでいます。

少量や基準違反の塀は割高になるので、業者に相談しないとわからない部分です。

また、隣地境界付近での作業となるので、イレギュラーやトラブルも発生しやすい性質があります。

残土運搬・処分

残土運搬・処分 3,000円/m3~

構造物をつくるのに必ずと言っていいほど発生する残土。

重機やダンプを使って処分するので思いのほか高額になりがちな項目です。

施工条件がいい場合は、3,000円/m3~で処分できます。

条件に左右されやすくわかりにくい項目なので、下記の記事で詳しく解説しています。

まとめ

失敗しない外構リフォームの第1歩として、費用・相場を理解してもらえたでしょうか?

  • 費用・相場に正解はない
  • 自分の予算でできるリフォーム例を把握
  • 各作業の費用・相場を理解

この後の流れとしては、実際に見積り(相見積り)を取っていくことになります。

予備知識がない状態で臨むより、有利に話が進められる様になったはずです。
しかし、まだまだ道のりは長い・・・

僕が直接担当できるのであれば、細かくアドバイスもできますが、なかなかそう言うわけにはいきません。

ブログで外構リフォーム情報を発信することで、少しでも力になれたらうれしいです。

きつね

当ブログでは、外構に関する質問や相談もお問い合わせから受け付けています。

記事以外の内容でもオッケーなので、お気軽に問い合わせ下さい!(匿名可)

コメントまたは、記事にて回答させていただきますね。

とりあえず業者がいるか確認

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この記事を書いた人


家づくりに欠かせない【外構】。
それなのに失敗しやすい難敵・・・
外構業界を中から10年以上見てきた経験を活かして『外構リフォーム』をメインに情報発信中!
●現役エクステリアプランナー
●1級土木施工管理技士
●ブロック塀診断士

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