- 外構で使える補助金はないかな?
- こどもみらい住宅支援事業は外構に関係ないでしょ?
- 使えるならくわしく知りたい!
2022年3月28日からこどもみらい住宅支援事業の交付申請が開始しました。
子育て中や若い世帯を対象にした補助金制度です。
住宅支援事業といっても家本体だけでなく、外構にも使用できる制度。
本記事では、こどもみらい住宅支援事業を『外構』の部分を切り取って解説していきます。
補助金は、確定した時点でコストダウンになるのでおすすめです。
現役エクステリアプランナー/1級土木施工管理技士のきつね(@ktn_ktn_3)がお送りします。
とりあえず業者がいるか確認
こどもみらい住宅支援事業はどんな制度?
- 子育て世帯や若い夫婦の住宅購入の負担を減らす
- 省エネ住宅のストック成形を図る
上記2点を目的として2022年3月28日から開始された最新の補助金制度です。
要するに、若者が住宅を購入しやすくしつつ、省エネ住宅を増やす目的の制度。
こどもみらい住宅支援事業で外構に関係のある部分
住宅支援事業なので家の補助金?
外構には関係ない?
実は3つの区分があり、その中のリフォームが外構に関係してくる部分です。
- 注文住宅の新築
- 新築分譲住宅の購入
- リフォーム
たしかに住宅メインの制度ですが、外構も無関係ではありません。
申請するための条件を一通り確認しよう
条件を次の4つに分けて解説します。
- 対象者
- 期限
- 金額
- その他
慣れないことでむずかしく感じますが、よく見れば理解できるので安心してください。
対象者に関する条件
リフォームは、対象者の条件がないので誰でも申請できます。
ただし、上限金額の引き上げをする場合には、子育て世帯、若者夫婦世帯が1つの条件なので一応チェックしておきましょう。
- 子育て世帯→2003年4月2日以降に出生した子供を育てている
- 若者夫婦世帯→申請時点で夫婦どちらかが1981年4月2日以降に出生している
期限に関する条件
- 着工前申請
- 期限内に申請
遅くても2022年10月31日2023年3月31日2022年9月30日まで予約可能2023年2月28日
期限に関する条件は当然ですが、工事を始める前の着工前申請、期限内に申請が必要です。
締切日に関しては延長があり、2023年3月31日が期限となっています。
締切の1か月前までなら予約ができます。
あくまでも予算ありきの制度なので、ギリギリで心配なら予約を検討しましょう。
途中で締め切られる可能性も0ではありません。
予約は必須ではなく、任意です。
金額に関する条件
- 5万円以上
- 工事によって補助額が変わる
- リフォームの限度額は30万円
補助の最低工事額は一律5万円です。
5万円以下の工事には、補助金が出ないので注意しましょう。
あとは、工事の種類・大きさごとに5,000円、10,000円など金額が変わっていきます。
限度額は上限があり、条件によって変動します。
外構に関係するリフォームでは、30万円が上限です。
その他の条件
- 登録事業者に発注
- A区分の工事が必須
- 着工前・完成の写真
- 工種によって性能表を添付
業者選びの絶対条件は、登録事業者に依頼することです。
工事の内容は、2区分(A・B)に分かれています。
A区分の工事が必須で、B単体では補助が受けられません。
- A区分の工事
- 開口部の断熱改修
外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
エコ住宅設備の設置
- B区分の工事
- 子育て対応改修
耐震改修
バリアフリー改修
空気清浄機能・換気機能付きのエアコンの設置
リフォーム瑕疵保険等への歌集
工事を現地で確認することはなく、着工前と完成の写真で確認します。
工事によっては、製品の性能証明書が必要。
しっかり対応した製品・工事を選びましょう。
自分も業者でダブルチェック!
【ワンポイントアドバイス】業者の提案力が成功のカギ
こういった制度は、全て自分が理解しなければいけないわけではありません。
業者と打ち合わせしながら、内容を決めていけばいいです。
そのため、提案力のある業者にあたることが重要。
全ての業者がアンテナ高いわけじゃないので注意が必要です。
そもそも制度を知らない業者もいますよ。
外構業者ならなおさらです。
とりあえず業者がいるか確認
条件一覧チェックリスト
上記で解説した条件をひとまとめにしました。
チェックリストとしても使えるので、活用ください。
- 着工前申請
- 期限内に申請
遅くても2022年10月31日2023年3月31日2022年9月30日まで予約可能2023年2月28日- 5万円以上
- 工事によって補助額が変わる
- リフォームの限度額は30万円
- 登録事業者に発注が必須
- A区分の工事が必須
- 着工前・完成の写真で確認
- 工種によって性能証明書を添付
玄関まわりの外構リフォームに最適【組み合わせ例あり】
外構に1番関係する場所は、玄関周りが最適です。
理由としては、リフォームできる要素が多いからです。
A区分の工事のいずれかが必須なので、例として玄関ドアを選びました。
A区分から開口部の断熱改修→玄関ドアの交換
B区分から複数選択→宅配ボックス、段差解消、手すり
上記4種類の組み合わせなら最大53,000円まで補助を受けられます。
5万円以上相見積りで値下げするよりも労力が少なく済むのでおすすめです。
登録事業者を探すにはどこに問い合わせしたらいいの?
登録事業者への発注が必要なのはわかったけど、どうやって業者を探すの?
結論、公式サイトで登録事業者を検索できます。
地域を選択できるので、試しに検索してみましょう。
意外と知っている業者が登録事業者の可能性もありますよ。
補助金をおすすめする理由は確実なコストダウンが見込めるから
コストダウンに効果的な手法は相見積りです。
しかし、手間と時間がかかる上にコストダウンできる額がはっきり決まっていません。
結果的にコストダウンにならないこともある・・・
対して補助金制度であれば、条件をクリアすれば確実に補助を受けられ、コストダウンにつながります。
確定した瞬間に発動する必殺技です。
そのため、使える補助金は最大限に活用することをおすすめしています。
過去記事でも補助金について解説しているので参考にしてください。
旧制度グリーン住宅ポイントとの違いは?
完了報告の期限は、2022年8月31日。
同時に動いている感じで勘違いしがちなので注意しましょう。
2つの制度の大きな違いは、補助金を受け取る対象者です。
旧制度では発注者本人、新制度では登録事業者が補助を受けられます。
こどもみらい住宅支援事業は、補助を受けた業者が発注者に還元するところも大きなポイントです。
登録事業者=優良業者ではない
登録事業者=優良業者ではありません。
『こどもみらい住宅支援事業の登録事業者』と聞くと、言葉のイメージで優良業者だと思い込みがちです。
登録事業者と優良業者かどうかは関係ないので注意してください。
公式サイトでも注意喚起しているので要チェック。
こどもみらい住宅事業者の登録が、国や事務局が優良な事業者として認定するものではありません。
引用元:https://kodomo-mirai.mlit.go.jp/search-for-manufacturer/
失敗しない外構リフォーム業者の選び方について下記の記事でくわしく解説しています。
関係各所の外部リンク
まとめ
結論、使える補助金はどんどん活用しましょう。
一見外構に関係なさそうな制度でも、うまく活用すればお得に工事できます。
知らず知らずに損してはもったいないので、『こどもみらい住宅支援事業』要チェックです。
当ブログでは、外構に関する質問や相談もお問い合わせから受け付けています。
記事以外の内容でもオッケーなので、お気軽に問い合わせ下さい!(匿名可)
コメントまたは、記事にて回答させていただきますね。
とりあえず業者がいるか確認
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