- 鋳物フェンスって何?
- 気になるけど種類が多すぎて選び方がわからない・・・
- おすすめの鋳物フェンスを教えて!
フェンスはアルミ製、スチール製、人工木など様々な種類が販売されています。
その中の1種類である鋳物フェンス。
メジャーなアルミ製フェンスよりは出荷量が少ないですが、根強い人気のあるフェンスです。
その割にネット情報が少なく、ユーザーが選びにくいのが現状。
比較することで商品選びが楽になり、外構工事の負担を減らせます。
外構は決め事が多い上に家づくりの終盤戦。
手を抜きがちなタイミングですが、最後まで頑張っていきましょう!
- カラーの多さならキャスタイル(三協アルミ)
- 選びやすさならトラディシオン(YKK)
- 最安値を狙うならラフィーネ(LIXIL)
- デザインの多さ・個性を出すならガーデニィ(四国化成)
※業者によって仕入れ値が違うので比較は必須です
現役エクステリアプランナー/1級土木施工管理技士のきつね(@ktn_ktn_3)がお送りします。
早く比較表を見たい
比較表を見るとりあえず業者がいるか確認
鋳物フェンスとは?
高温で溶かした金属を型に流し込み固めることを鋳造といいます。
鋳造で作られた製品が鋳物。
鋳物フェンスは、そのまま鋳物でできたフェンスのことです。
鋳物フェンス
フェンスに使用する原材料はアルミなので、アルミ鋳物フェンスとも呼ばれます。
曲線やねじれなど複雑な形がつくれるのが特徴。
形材フェンス
反対に一般的なアルミ製のフェンスは、アルミ形材フェンスといいます。
形材とは、金属を押出し成形する製造方法です。
直線的でシンプルな形が得意。
鋳物フェンスは、一般的なメッシュフェンス、アルミ形材フェンスと比べて特徴的なので、メリット・デメリットを解説していきます。
メリット
メリットは次の5つです。
- 複雑な形が表現できる
- 個性を出せる
- レンガなど洋風との相性が抜群
- 両面デザインで内外どちらからでもきれい
- 高級感がある
何といってもデザインと質感が特徴のフェンスです。
高級感もあり、オリジナリティも出せるので洋風な家やレンガ調にはピッタリの商品です。
デメリット
デメリットは次の2つです。
メリットだけでなく、デメリットも理解して購入することで後悔するリスクを減らせます。
- 値段が高い
- 使用シーンを選ぶ
それぞれ解説していきます。
値段が高い
値段が高くなる理由は次2つです。
- 製品自体が高いから
- 1枚が1mだから
アルミの使用量が多いため、製品自体が他と比べて高くなります。
また、通常のフェンスは1枚2mですが、鋳物フェンスは1枚1mです。
同じ距離に設置しようとすると、単純に倍の材料が必要になる計算になります。
金額が大きく変わってしまうので、しっかりチェックしましょう!
使用シーンを選ぶ
洋風だけでなく、和風に合うデザインも販売されていますが、やっぱり洋風がメイン。
使用するシーンをしっかり選ばないとフェンスだけ浮いている状態になってしまいます。
外構は建物含め、全体のバランスが大切なので注意しましょう!
取り扱いのあるメーカー
鋳物フェンスの取り扱いがあるメーカーのうち、次の4社をピックアップしました。
- 三協アルミ
- YKK
- LIXIL
- 四国化成
いずれも大手のエクステリアメーカーです。
4メーカー鋳物フェンス比較表
各社鋳物フェンスだけでも10種類以上あります。
多いところでは、30種類以上のラインナップがあるメーカーもあります。
その中からスタンダードなモデルを選びました。
商品名 | キャスタイル | トラディシオン | ラフィーネ | ガーデニィ |
メーカー | 三協アルミ | YKK | LIXIL | 四国化成 |
金額(本体定価) | 26,600円~ | 22,400円~ | 21,000円~ | 25,700円~ |
実売想定価格(50%OFF) | 13,300円~ | 11,200円~ | 10,500円~ | 12,850円~ |
型の種類 | 3種類 | 7種類 | 4種類 | 15種類 |
高さ設定 | 400mm 600mm 1000mm 1400mm 1600mm | 600mm 1000mm 2000mm | 600mm 1000mm 1200mm 2型のみ 1400mm 1800mmあり | 600mm 800mm 1000mm 1200mm |
カラー設定 | 標準4色 (特注17色) | 5色 | 2色(特注あり) | 1色(つや消しブラック) 1~4型は2色 |
柱 | 自由柱 間仕切り柱 | 自由柱 間仕切り柱 | 自由柱 間仕切り柱 | 自由柱 間仕切り柱 |
オプション | ギボシキャップ | 2型のみオーナメント 1B型はサンドブラストの柱 | ブローチ リース | 飾り支柱 |
おすすめポイント | 選べるカラー設定が多い | どの型でも3サイズあるので選びやすい | 最安値を狙うならコレ | デザインが多く好みの1枚が見つかる |
電子カタログ | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
シリーズの中でも設定差があります。
四国化成のガーデニィを例にとってみましょう。
型によって高さの設定が違いがあります。
1~8型は600mmと800mm、9・10型は1000mmのみという感じです。
比較表では、ひとまとめに600mm、800mm、1000mm、1200mmと表記しています。
詳細は各電子カタログを確認してください!
同じ会社でも見積りする人が違えば金額が変わる?
同じ会社でも見積りする人が違えば金額が変わる?
見積り金額に正解はありません。
実際に同じ会社だとしいても見積りする人が違えば、金額は変わってしまいます。
コンクリート工事を例に考えてみましょう。
- 見積り担当Aさんは3人で完了できる計算
- 見積り担当Bさんは4人で完了できる計算
これだけで経費・消費税を含めば2万円以上差が出てきます。
経験値も違えば、性格も違うので当然の結果ですね。
実際はというと、地域も保有機械もルールも違う別会社を比較するのでもっと差がついてくるわけです。
そんな状況下で金額の正解(最安値)にこだわると、安いけど質の低い業者に当たる可能性が高くなります。
解決策としては比較が最適解ですが、単純な金額の比較は逆効果になる可能性があるので注意しましょう。
少なくても2社、できれば3社以上の比較をおすすめします。金額が大きくなればなるほど相見積りの効果が高くなるので。
金額が予算に収まるのはもちろん必須ですが、過程の対応を重視してもらいたいです。
ちょっと感じた不信感など後々のトラブルに発展するので放置しないでください。
とりあえず業者がいるか確認
まとめ
情報が少ない鋳物フェンスについて解説してきました。
値段が高いことがデメリットですが、高級感もありオリジナリティも出せるのでおすすめの1品です。
メーカー商品別のおすすめは次の通りです。
- カラーの多さならキャスタイル(三協アルミ)
- 選びやすさならトラディシオン(YKK)
- 最安値を狙うならラフィーネ(LIXIL)
- デザインの多さ・個性を出すならガーデニィ(四国化成)
気になる商品を電子カタログでしっかりチェックしましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
当ブログでは、外構に関する質問や相談もお問い合わせから受け付けています。
記事以外の内容でもオッケーなので、お気軽に問い合わせ下さい!(匿名可)
コメントまたは、記事にて回答させていただきますね。
とりあえず業者がいるか確認
コメント