- コンクリート目地の種類と特徴を知りたい
- 目地選びの基準を教えて!
- 本当におすすめの目地は?
外構工事で駐車場を作るとなると、土間コンクリートを採用するパターンが多いです。
耐久性の高さや平坦性、水はけに優れているので納得できる結果ですが、そんなコンクリートにも弱点があるのを知っていますか?
コンクリートは硬い上に膨張と収縮を繰り返しているので、ひび割れが起こります。
ひび割れを防ぐ方法が本記事のテーマ目地ですが、ここを理解しておかないと新築してすぐリフォームとなりかねないので注意が必要です。
- 目地
- スリット、ジョイント、継ぎ目
家づくりという人生の一大イベントの最後をかざるのが外構です。
最後で失敗すると後悔が大きくなるので、目地と言う細かい部分ですが、慎重に選択していきましょう!
本記事は、現役エクステリアプランナー/1級土木施工管理技士のきつね(@ktn_ktn_3)がお送りします。
おすすめだけ知りたいあなたへ結論から話すと、プラスチック製の目地(エキスパンタイ)がおすすめです。
目地についての基礎知識、種類ごとの比較、プラスチック目地をおすすめする理由などを解説していきます。
とりあえず業者がいるか確認
土間コンクリートの目地の種類と特徴
「まずどんな種類があるのか?」を解説します。
- 砂利目地
- 草目地
- プラスチック目地
- レンガ、石材目地
- カッター目地
大きく分けてスリットありとなしの2パターンがあります。
さらに細かく分類していきます。
スリットあり(コンクリートにスキマを空ける)
- 砂利目地
- レンガ・石材目地
- 草目地
このスリット実は後々後悔しやすいポイントなので、設置には注意が必要です。
スリットなし(コンクリートにスキマを空けない)
- プラスチック目地(エキスパンタイ)
- カッター目地
プラスチック目地をおすすめする理由3つ
理由は全部で3つです。
理由①:メンテナンスが楽(ほぼない)
プラスチック目地は、なんと言ってもメンテナンスが楽です。
外構工事で駐車場コンクリートを施工する世帯を考えてみると、子育て・共働きなど忙しい人が多いと思います。
スリット(特に砂利や植物)の場合は、雑草の処理が考えられます。
なかなか庭のことまで手が回らないってパターンがありそうです。
あとは、ゴミがたまるけど掃除がむずかしい(面倒)な場所。
そんなスリットなら最初からない方がよかったという声が多数あります。
理由②:経年劣化が少ない
プラスチック目地は経年劣化が少ないです。
スリットで砂利敷き・石材設置の場合は、その逆。
砂利敷きは飛び散って少なくなることが考えられます。
追加する場合は、費用もかかってきますね。
最初のうちは、集めて戻せたとしてもキリがないのでやり続けられないでしょう。
石材設置は色あせやガタつきが考えられます。
街中には、スリット目地の家が多くありますが、劣化して見栄えがよくないってパターンがほとんどです。
理由③:段差が少ない(ほぼフラット)
プラスチック目地は、段差が少ない(ほぼフラット)に施工できます。
小さい子どもやお年寄りがいる世帯には、つまづいて怪我等のリスクがあるので段差が少ない方がおすすめです。
1番フラットなのは、カッター目地。
次にプラスチック目地です。
じゃあ、カッター目地の方が良くない?
こんな声が聞こえてきそうですが、僕はカッター目地よりプラスチック目地をおすすめします。
理由は、「カッター目地だと殺風景すぎる」ことと「ひび割れをカッター部分に集める工法」だということ。
工場などデザインが必要なく広い面積の場合では、カッター目地が主流です。
プラスチック目地についてもう少し深堀りします
施工費とその他目地との比較
施工費は、1mあたり1,500~2,000円が相場になります。
ここは業者によって価格差があるところです。
㈱タイセイのエキスパンタイという製品が主流です。
プラスチック目地は、一般的に砂利目地や草目地より安価になります。
理由としては、型枠の組立て・取り外しがない分工程が少なくなりコストが下がるからです。
目地を入れる理由
理由①:ひび割れ防止
ひび割れ防止が1番メインの理由です。
コンクリートは、一般的に固くて強度が強いイメージがあると思いますが、実際は膨張・収縮を繰り返すものです。
そのため、対策をしなければ必ずと言っていいほどひび割れが起こってしまいます。
主流の対策が目地というわけです。
- 目地を入れる面積の目安
- 駐車区画1台分に1か所を目安に目地を入れます。
面積にすると、2.5m×5.0m=12.5m2に1か所です。
理由②:デザインと一石二鳥
どちらかと言うと、隙間を空けるパターン(スリット有り)よりな理由ですが、デザインしてオンリーワンを作ることが可能。
ブラスチック目地とカッター目地はデザイン性には欠けます。
しかし、プラスチック目地で全くデザインできないという訳ではありません。
例えば、仕上げの種類を桝目ごとに変えてデザインということもできます。
まとめ
土間コンクリートの目地は、「プラスチック目地」で決まりです!
理由は以下の通り。
- メンテナンスが楽
- 経年劣化が少ない
- 段差が少ない
カッター目地ではなくプラスチック目地をおすすめする理由は以下の通り。
- カッター目地だと殺風景すぎる
- 仕上げを分けるなどのデザインができる
コンクリートは一度作ってしまうとなかなか直せないので、決める時点でよく検討していきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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