- 土の部分を残したくない
- 砕石は殺風景でいやだ
- ナチュラルな雰囲気が好き
結論、上記の人には山砂がおすすめです。
しかし、 ネット上に情報が少なく、良し悪しの判断がしづらいのも事実。
そこでこの記事では、山砂のメリット・デメリット、水はけ問題、購入方法などを幅広くまとめました。
判断基準となるよう丁寧に解説していきます。
現役エクステリアプランナー/1級土木施工管理技士のきつね(@ktn_ktn_3)がお送りします。
とりあえず業者がいるか確認
山砂とは?
花崗岩が風化し、砂状になったものが山砂です。
ふるいをかけて粒の大きさを調整して山砂となります。
名前の通り、山から取れる砂ですね。
黄色っぽい砂で、保育園の園庭をイメージするとわかりやすいです。
ナチュラルな雰囲気が好きな人に好まれている材料です。
区別がハッキリしない山砂と真砂土の違い【結論一緒でオッケー】
山砂と一緒に話題になる真砂土(まさど)と呼ばれる材料があります。
原料となる花崗岩は一緒ですが、性質が違う材料です。
しかし、細かい区別は覚えず、「一緒の材料」という認識で大丈夫です。
工場によっての差や、地域差もあるのでハッキリした区別がむずかしいからです。
問い合わせる会社は、〇〇建材という名前あたりに目星をつけて問い合わせましょう。
ムダ足にならないように、まず電話で下記を確認して下さい。
- 問い合わせる内容
- 山砂の取り扱いがあるか?
- 小型のダンプで運んでもらえるか?
- 運賃込みの値段はいくらか?
山砂はこんな人のお庭におすすめです【結論】
結論、下記の人に山砂をおすすめします。
- 土の部分を残したくない
- 砕石はいやだ
- ナチュラルな雰囲気が好き
- 植栽をしない
- 敷均しがdiyでできる
- 防草効果にも期待したい
- 敷く面積が広い
当てはまる人は、山砂を検討する価値ありです。
ただし、当然デメリットがあるので、次で解説しますね。
山砂のメリット・デメリットを理解しよう
外構は1度施工してしまうと、やり直しがなかなか効きません。
そのため、メリットだけでなくデメリットを理解した上で購入して下さい。
基本的には、メリットの方が多い材料なので安心して下さい。
メリット
- 見た目がナチュラルでおしゃれ
- 土と比べて草が生えづらい
- 固くなるので土より歩きやすい
- 水はけがいい
- 少し地面が低い場合に適している
デメリット
- 土のままよりは費用がかかる
- 植物の育成に向かない
- 施工しだいで水はけが悪くなる
山砂を購入するおすすめ方法
山砂を購入するには下記の4つの方法があります。
- 建材屋
- 外構専門業者
- ホームセンター
- ネット
上記の中で1番のおすすめは、建材屋です。
1度に2t、3tと大量に運んでくれるので、割安になります。
工事と一緒に発注できるのであれば、外構専門業者も2番めのおすすめになりますね。
重量物のため、ネットやホームセンターでの購入は不向きです。
とりあえず業者がいるか確認
建材屋と袋売りの購入金額
建材屋なら2t車1台10000~20000円で運んでくれます。
業者や運搬距離によって差があるので、正確な金額は実際に問い合わせて下さい。
山砂を敷ける参考の面積
厚み5㎝で20~25m2の面積に敷けます。
袋売りの場合は、20kgで1000円程度を目安にするといいでしょう。
ただし、流通が少ないので手に入りにくいという難点があります。
2000円以上と明らかに値段が張る山砂は、桐生砂などの植木や盆栽で使う材料(用土)です。
diyする際の注意点は2点【水はけに直結】
diyの注意点は、締固めと勾配の2点です。
この2点を押さえないと労力ばかりかかる失敗のdiyになってしまいます。
水はけにも直結するので特に注意が必要です。
締固め方法
泥の成分を含むのでよく締まる山砂ですが、締固めをしないと固くなりません。
ホームセンターや建機リース屋でプレートを借りて固めましょう。
プレートは締固め機械ではなく、本来はランマーというのは置いておきます。
diyにはそこまで必要ない(求められない)ので。
面積が少なければ、自作もできるタコという道具でもオッケー。
水はけをよくする勾配の考え方
平らではなく表面に勾配をつけることで、水はけをよくできます。
勾配を必ず1%以上つけましょう。
1mで1㎝上がる(下がる)のが1%勾配
1mで2㎝なら2%勾配
ブロック塀など水平な構造物が近くにある場合は、目標とする高さを印するとならしやすくなりますよ。
実際に施工した人の口コミ
ここでは、実際に施工した人の口コミの一部を紹介します。
実際の口コミ
土の時より歩きやすくなった
外構が明るく見える
最初から土のままではなく山砂にしておけばよかった
施工してきた人で、後悔しているという話しは聞かないですね。
自信を持っておすすめしますよ!
山砂は固まる砂にも似てるけど違うの?
黄色っぽい砂と聞くと、マサ王などの固まる砂をイメージする人がいます。
固まる土もあるよ!
原料の系統は花崗岩メインなので一緒ですが、作り方は別物です。
固まる砂は、セメントを混ぜ、固まる性質を持たせた砂です。
セメントが入ることでひび割れ・はがれなどの不具合が起こりやすくなるのでおすすめしてません。
広い面積に敷くにも向かないですね。
山砂が荒れた場合は直せますが、固まる砂はやり直しが効きません。
最初からやり直すことになるので、注意が必要です。
山砂って川砂とは違うの?
名前の通り川砂は川、山砂は山から取れる砂です。
名前は似ていますが、特徴は全く違います。
川砂は、コンクリートやモルタルの材料としての流通量は多いですが、固まりづらく、庭に敷く用途では使いません。
保育園で考えると、山砂が園庭で川砂が砂場のイメージです。
まとめ
山砂は、メリットが多いかつ、安いコストで広く施工できるのでおすすめです。
土の代用としては、デメリットこそ少しありますが、かなり優秀な材料です。
お庭のグレードアップとして、ぜひ検討してみて下さい!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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